扇子のこと~部位の名称・用語紹介~
扇子の各部位の名称と商品説明に使われている用語を簡単にまとめました。
扇子のことで分からないことがあったら、本ページを参考にしてみてください。
各部位の名称

- 扇面(せんめん)…扇子の和紙や生地が貼られた部分
- 扇骨(せんこつ)…扇子の骨部分の総称。親骨と仲骨に区別されます
- 親骨(おやぼね)…両端の扇骨のこと
- 仲骨(なかぼね)…両端の親骨を除く間の扇骨
- 要(かなめ)…扇骨を束ねる金具のこと。「肝心要」の語源です
扇面の形(長さ)による呼び方
- 短地(たんち)…扇面の和紙・生地部分が短い扇子
- 地長(じなが)…扇面の和紙・生地部分が手元のほうまである一般的な扇子
- 中短地(ちゅうたんち)…扇面が短地と地長の中間の長さの扇子
扇子用語
末広(すえひろ)
扇子は開いた形が末広がりになっていることから、繁栄や招福を象徴する縁起物として、末広(すえひろ)とも呼ばれます。「末廣」「寿恵廣」と表記されることもあります。
間(けん)
扇骨の本数の単位を「間(けん)」と言い、親骨と仲骨をすべて含めて数えます。通常の扇子ですと25間から35間が一般的。間数が多くなるほど製作が難しくなり、より熟練された職人技を要します。白竹堂で取り扱っている扇子の中では60間のものもあります。