白竹堂オンラインショップでは、一般的に夏季に使われる夏扇(なつせん)を素材や大きさ、作り方等で分けてラインアップしています。以下にそれぞれの違いを簡単に紹介していますので、商品を探す際の参考にしてみてください。

 

扇子の違い

紙扇子と生地扇子

「紙扇子」「生地扇子」は、扇面に使われている素材と作り方で区別されています。

紙扇子は、扇子用の和紙を両面に貼り合わせて作られています。最も基本的な形の扇子です。

生地扇子は、綿や麻、シルクやデニム、革などさまざまな生地を使って作られています。生地は片面貼りなので裏から扇骨が見えます。デニム扇子も革扇子も生地扇子です。

白竹堂では、紙扇子や生地扇子だけでなく、竹のみで作られた竹扇子(板扇子)もあります。

 

竹扇子 

「竹扇子」は、和紙や生地を使用せずに竹のみで作られた扇子です。板扇子とも言います。
扇子の原型である木簡と呼ばれる木の札を束ねた物から着想を得たデザインです。

 

 紳士扇子と婦人扇子

「紳士扇子」「婦人扇子」は、主に扇子の大きさ(長さ)で区別されています。

紳士扇子は、婦人扇子よりも大きく、75分(約22.5cm)が標準的なサイズです。大ぶりの85分(約25.5cm)のものもあります。

婦人扇子は、紳士扇子よりも小ぶりで、65分~7寸(約19.521cm)のものが基本的なサイズです。さらに小ぶりな6寸(18cm)未満のミニサイズもあります。

紳士、婦人は大きさによる分け方ですので、男性が婦人扇子をお使いいただいても、女性が紳士扇子をお使いいただいても構いません。基本的にはデザインの好みで選ぶことをおすすめしています。

 

京扇子

「京扇子」は、扇面・扇骨・仕上げ加工のすべてを、京都・滋賀を中心とした国内で生産した扇子のことを言います。また、「京扇子」という名称は、京都扇子団扇商工協同組合に所属する組合員のみが使用できます。