茶道の道具といえばお茶碗や茶筅が思い浮かびますが、扇子も茶道に欠かせない道具だとご存じでしょうか。お茶席での所作に使われる扇子は、普段あおいで使用する扇子とは別もので、使い方も異なります。特徴や役割などの紹介を通して、茶道用扇子の魅力をお届けします。

茶道用の扇子ってどんな使い方するんやろか

茶道用扇子とは

茶道用扇子は、夏用扇子とは違い、風を送るためではなく、挨拶や作法に使われます。 主にお茶室に入るときや、お茶会でご挨拶する時、お茶道具を拝見する時に使用し、扇子を閉じたまま、自分の膝前に置くことで、自分と相手の「境」をつくり、相手を敬う気持ちを表します。


選ぶポイント

茶道用の扇子を選ぶ際、サイズや大きさなど明確な決まりがあるわけではありません。裏千家と表千家では以下のサイズが主流とされていますが、自分好みな意匠の扇子を選ぶのがポイント。


【裏千家】
男性  6寸(約18cm)
女性  5寸(約15cm)


【表千家】
男性、女性共に6寸5分(約19.5cm)


白竹堂のお茶扇子は、骨を作る職人や扇面を作る職人など、複数の職人の手によって丁寧に作られた品です。良い道具が揃う茶道の場で、扇子は身近な道具の一つですので、長く使いたくなるお気に入りの一本を選ぶとよいでしょう。

五寸の茶道用扇子

五寸の茶道用扇子は女性が使用することが多く、かわいらしいデザインが豊富。小ぶりで愛らしいデザインのお茶扇子を手に持てば、お茶席に出るのが更に楽しみになりますね。


白竹堂オリジナルの「脇彩」のシリーズは、閉じた状態の扇面(脇)に絵柄があしらわれ、扇子を閉じて使うお茶の席にぴったりです。


六寸の茶道用扇子

六寸の茶道用扇子は主に男性が使用することが多く、落ち着いたシックなデザインが多く揃っています。


縁起のよいモチーフを描いた「えんぎもの」は、モチーフ毎のカラーがおしゃれながらも使いやすい色味。


黒塗りの親骨と扇子の脇に漆を塗った「脇漆」は、高級感のある仕上がりで、華やかな席に持っていきたくなるデザインです。


六寸五分の茶道用扇子

男性、女性に関わらず使用しやすいデザインが種類豊富です。開いた時に思わず魅入ってしまうような絵柄もあり、閉じて使用するお茶の席でも豊かな気持ちを味わうことができるでしょう。


こだわりの一本を

茶道用扇子は、茶席での礼儀作法を支える大切な道具の一つです。丁寧に手作業で作られた美しい扇子を使うことで、より充足した茶道の時間となることでしょう。 白竹堂では、素材や意匠にこだわった茶道用扇子を幅広く取り揃えていますので、長く使い続けられるこだわりの一本をお選び頂ければと思います。

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茶道用の扇子は茶扇立てで飾ってもかわいらしいね~


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